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義経、弁慶ゆかりの瀬見温泉の大自然にかこまれ
四季のいろいろな移り変わりが楽しめます
【佐藤酒造店について】
佐藤酒造店は享保元年(1716年)の創業です。
前には鮎の友釣り日本一を誇る小国川が流れ、義経、弁慶が奥州平泉に落ちのびるときに通ったという亀割山など大自然に囲まれた
山形県瀬見温泉にあります。
瀬見温泉は義経弁慶一行によって発見されたといういわれのある温泉です。
兄頼朝に追われた義経、弁慶
一行が平泉に落ちのびる途中、亀割山で北の方が男の子を出産しました。その産湯を探しに出かけた弁慶が川辺に湯煙を発見、なぎなたで岩を一突きすると湯が湧き出した。 それが瀬見温泉の始まりと伝えられています。
瀬見温泉は古くから、新庄戸沢藩の御殿湯として栄えておりました。佐藤酒造店の先祖は戸沢藩の湯守として、新庄からここ瀬見の地に来たと思われます。
古く創業のときから 「品質第一、地元に愛されるお酒」 をモットーに鮎つりのメッカ清流小国川のほとりにて、「このきみ」の製造と販売を営んでおります。
<会社概要>
| 会社名 | 合資会社 佐藤酒造店 |
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| 所在地 | 山形県最上郡最上町大堀1026 |
| TEL | 0233−42−2403 |
| FAX | 0233−42−2303 |
| 事業内容 | 日本酒製造、販売 |
【山形の地酒このきみ誕生物語】
山深い村里に一人の旅人がたどり着きました。すると竹林の中に湯煙が上がっているのが見えました。そこは、その昔、義経と弁慶の一行が見つけた瀬見温泉の里でした。
さっそく温かい湯に身を沈めると、疲れがいっぺんに吹き飛びました。湯上がりに、そこの地酒を竹の葉に入れて飲んでみると、それはいままで一度も飲んだこともないほどおいしいお酒でした。
喜んだ旅人は、その地酒に「竹の酒」の意味を込めて「このきみ」と名付けましたとさ。 「やまがたお酒の絵本」より
※此君(このきみ)は古語で竹を意味する言葉、
竹の葉ササは酒の俗称でもあり、竹と酒とは非常に縁のある言葉であり、又、竹はまっすぐに勢いよく伸びる、その勢いのよさにあやかって名付けられました。
枕草子 第137段 『五月ばかり、月もなう、いと暗きに』の段に、このきみ(竹)の事が出ています。
五月ばかり、月もなういと暗きに、「女房や候ひ給ふ」と声々して言へば、
「出でて見よ。例ならず言ふは誰ぞとよ。」と仰せらるれば、
「こは誰そ。いとおどろおどろしう、きはやかなるは」と言ふ。
ものも言はで御簾をもたげて、そよろとさし入るる、呉竹なりけり。
「おい、この君にこそ」と言ひたるを聞きて
「いざいざ、これまづ殿上に行きて語らむ」とて、
式部卿の宮の源中将、六位どもなどありけるは、去ぬ。
頭の弁はとまり給へり。
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まめごとなども言ひあはせてゐ給へるに、
「栽ゑてこの君と称す」と誦じて、また集まり来たれば
「殿上にて言ひ期しつる本意もなくては、など、帰り給ひぬるぞとあやしうこそありつれ」と宣へば、
「さることには、なにの答へをかせむ。なかなかならむ。殿上にて言ひののしるを、
上もきこしめして興ぜさせおはしましつ」と語る。
【口語訳】
陰暦の五月ごろの話、月も隠れてしまってすごく暗い時間帯に、男の子たちが
「女房たちはいらっしゃるか〜い?」って、口々に言うもんだから中宮様が「出てごらんなさいよ。いつになく騒がしく呼んでるのは誰なのかしら?」とおっしゃったので、
「これはこれは、どちら様ですか?ずいぶんと大げさで突拍子もないことですこと!」って私が声をかけたの。
そしたら、男の方は何も言わずに、御簾を持ち上げて、下からゴソゴソっと何かを差し入れてきたの。
何だったと思う? それが呉竹だったの。
思わず
「あら、『この君』だったのね」そう口にすると、
男の方たちは「さあさあ、このエピソードをまず殿上の間に入って話そうじゃないか!」
って言って式部卿の宮の源中将さまや六位の蔵人たちなど、そこにいた人たちは出ていっちゃったの。・・・・
事務的な用件なんかしながら、一緒に座り込んで話し合っていますと、
「栽ゑてこの君と称す〜♪」
と殿上人たちが藤原篤茂の詩を吟誦しながら、また集まってきました。
この枕草子137段は
五月の月がない闇夜に、殿上人が清少納言に呉竹 を差し出した。
彼女はとっさに王子猷の句にちなんで「あら、この君だったのね」と即答した。
すると、「男ならともかく、仮名しか知らない女の人がこんな漢文を知っているなんて」と、
行成さまや殿上人の称賛を集めて、天皇の耳にも入ってそれから中宮様がわが事のように喜んだという話です。
【王子猷の句の紹介】
中国晋の有名な書家である王羲之の子の王子猷は、竹が大好きで自宅にも竹を植えていた。
ある時、人に聞かれ「ナンゾ一日モ此の君ナカルベケンヤ」と言ったということが「晋書」にでています。
その故事から竹=この君というようになったようです。
此君の名の由来も
王子猷の句 『一日不可無此君』にちなんで名付けられました。
「このきみ無しでは、一日も暮らせない」 と解釈しています。
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